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宗谷岬 3

宗谷岬は結構広く、整備が行き届いているので
天気がいいと、長い時間過ごすことができる。

日本の最東端は根室の先にある納沙布岬で
(本当の最東端は南鳥島だけど一般人は行けないし)
そこは北方領土に近いため、北方館と望郷の家という建物がある。
その2階からは双眼鏡で7km先の歯舞群島水晶島にある
ロシアの監視塔やレーダー施設を見ることが出来るが、
宗谷岬にはそうした施設はない。
こういうポイントだと、展望タワーがあったりするのが
観光地の定石なのだが、厳しい冬がやってくる
北の大地では、そんなタワーなど建てられないのだろう。
そのわりには「平和の塔」は、結構細くて高いんだけど。

宗谷岬3

さんざん過ごした後、名残惜しくも宗谷岬をあとにする。
近くに最北の灯台があるが、見学もできないので
外から見るだけ。

最北のガソリンスタンドで給油をすると、記念品がもらえる。

あ、ある土産店だけで売っていたんだが、
「最北の地の碑」のミニチュアレプリカフィギュア。
レジンでできているのだが、これがよくできていて
迷わず買ってしまった。 値段も500円とお手頃。
最近のお土産グッズの中でもベスト3に入るヒット。
部屋に飾ると、いつでも最北端の気分に浸れます。

さーて、旅もそろそろ終盤だ。

この後は稚内からサロベツ原野を走って、
留萌経由で札幌へ。
サロベツ原野を走る「日本海オロロンライン」はすごい道路だ。
右手には日本海の水平線、
左手は遙か彼方まで湿原の地平線、
そして道路は地平線の彼方まで延々まっすぐで、
時速○20kmで2時間走っても、すれ違った車は2台だけ。

最後の最後まで北海道はすごいところだ。



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宗谷岬 2

日本全国民に足を向けて寝た翌朝、
まずは、明るいところで改めて日本最北端の地の碑の写真を撮る。

周辺は公園になっていて、日本最北端の地の碑の他に

祈りの塔
(1983年9月1日に発生した大韓航空機撃墜事件の慰霊塔)
間宮林蔵像
(北海道と樺太を測量して地図を作った江戸時代の人)
旧日本軍旧海軍望楼
(日露戦争の前に作られた要塞の一部である見張り台)
平和の碑
(第二次世界大戦で宗谷海峡で多数の犠牲者が出た)

などがある。

さらに一帯の宗谷丘陵は肉牛牧場になっていて、
ゲストハウスではわっかない牛のステーキが食べられる。
外観は風車のある洋風な建物だが、中は展望食堂って感じで、
ステーキ定食もご飯にみそ汁、漬け物とお茶がセット。 
でも美味かった~。

宗谷岬2

このピンバッジは、駐車場横にある最北の土産店で購入。
ここには「流氷館」が併設されていて、無料で入ることができる。
マイナス8度の冷凍庫に流氷が保管されていて、
キタキツネやアザラシの剥製とともに触ることができる。
こっちは半袖だからメチャクチャ寒いんだけど。

あと、「最北端到達証明書」というものもあり、
各土産店によって違ってるので、買い揃えるのも面白い。
1枚100~200円だし。

さらに絵はがきを買って、友人ら宛に書き、
最北の郵便局で最北のスタンプを押して投函。

オホーツク海を眺めながら、途中で買っておいた
夕張メロンをおやつに1玉食べてごちそうさま。

さーて、他に最北でやることって何があるかな~。



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宗谷岬 1

旅もついにここまでやってきた。

初めて宗谷岬の「最北端の地の碑」にきた時は
結構、感慨深いものがあった。

到着したのがすっかり日も沈んだ夜で、
観光客もいなかった。
三脚を立て、ライトアップされた碑の前で
ガッツポーズをとって写真を撮った。

近くにいた地元の大学生っぽい連中が
パチパチバチと拍手してくれた。

そしたら突風が吹いて、カメラごと三脚が倒れた。

最北の地で外付けストロボが壊れたのも、
今となってはいい思い出だ。

宗谷岬1

最北の電話ボックスから家や友達に電話をし、
最北の水道で歯を磨き、
最北の公衆トイレで用を足し、
最北の駐車場で車内泊。

その晩は車を北向きに停め、北枕で寝た。

日本全国民に足を向けて寝る。

最北と最南の地でしかできない偉業(?)を成し遂げた。

明日になったら忙しいぞ。
回るところ全部が、日本最北なのだから。



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稚内

北海道は1周したが、実は行きたくて行っていない場所がある。

利尻島と礼文島だ。

国道40号の終点、またJR宗谷本線の終着駅である稚内。
そこから東日本海フェリー(現在はハートランドフェリー)で2時間弱で
渡ることができる(北方領土を除いて)日本最北の島だ。

大自然が豊かな島で、徒歩で半周するトレッキングがいいらしい。
バフンウニの産地で、海の幸もめちゃめちゃ美味いとか。
一度行ってみたいのだが日程的に合わず、
いつか行ってやると思っている地である。

じゃあ、このピンバッジはどこで買ったかと言うと、
稚内駅で売っていたので買ってしまった。
稚内ピンバッジはなくて、礼文のがあるのも不思議だが。

礼文アツモリソウ

で、このレブンアツモリソウというのが謎だったのだが、
調べてみてびっくり。
礼文島にしか生息していない野生のユリだそうな。
アツモリソウは本州北部でも生息しているが、
レブンアツモリソウは、その変種。

そんな希少種が、さらに盗掘に遭って数が激減。
今は保護区の群生地ぐらいでしか拝めないとか。
1994年に「特定国内希少野生動植物種」(種の保存法)に指定。
なるほど、そんないわくつきの植物だから
礼文島のピンバッジにもなるのだな。

このレブンアツモリソウの受粉の仕方が面白い。
蜜は持ってないのだが、間違えてやってきたハチが
袋状になっている唇弁に足を滑らせて落っこちる。
そこから脱出するための経路に花粉があって、
ハチが花から出るときに背中に花粉塊が粘着する。
受粉も同様に落っこちた時に、
雌しべの柱頭に花粉がくっついて受粉する。
間違えてやってくるのを待ち、足を滑らせて落っこちるのを待ち、
さらにもう一度落っこちるのを待って受粉する。
やる気あんのか!?って突っ込みたくなる。
そりゃー、数も減ってしまうわけだ。 
礼文島にしかいないのもうなづけるな。

夏の稚内は強い海風があるものの、そこそこ町である。
しかし、冬に行ったらきっと全く違う景色になることだろう。
網走の流氷ツアーとともに、一度冬に行ってみたいなぁ。




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川湯硫黄山

摩周湖と屈斜路湖の間に川湯温泉と硫黄山がある。
ちなみに、硫黄山という名前は北海道に4つあるが、
今回はアトサヌプリというアイヌ名を持つ硫黄山のこと。

温泉が出るわけだから、そういう場所なのだが、
この硫黄山はすごい。
現役の活火山なのだ。
もう、駐車場から硫黄のにおいが漂ってきて、
そこら中から火山ガスが噴出している。

そんな所に近寄っていいのかと思うが、れっきとした観光地。
なんたって、摩周湖第1駐車場と駐車券が共通なんだから。
麓にはお土産屋兼ビジターセンターがあり、
このピンバッジもそこで購入。

川湯硫黄山

もともとは鉱山として開発されたらしいが、
硫化水素による中毒問題と資源枯渇により破棄。 
鉱山時代の周辺開発が釧路地方の開発の礎ともなり、
こうして観光地としても存続できるようになったようだ。

現在の火山活動レベルは低いとされ、普通に登ることができる。
硫黄成分により土壌が酸化しているため木も生えておらず
麓から頂上まで、ほぼまっすぐ登ることができる。
地熱のため冬でも雪が積もることはないとかで、
景色はホントに地獄のようだった。

名物は温泉卵。
登っていくと、そこら中の噴気孔にザルが置いてあり、
そこで温泉卵を作って販売されている。
自分で持っていったら作ることもできるが、
この噴出ガスがめちゃくちゃ熱いので、ちょっと危険。
軍手が必需品だね。 当然買って食べたよ。

麓の川湯温泉は、このアトサヌプリを起源とした硫黄泉。
温泉街の中にも硫黄泉が流れていて、硫黄のニオイがしていた。
立ち寄りで入ってきたけど、いい湯だったよ~。

意外とオススメ、硫黄山(アトサヌプリ)!


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Author:白馬
白馬と申します。いろんなところを旅して、お土産として集めたピンバッジを紹介していきます。

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